SABANNAMAN
最近ぽくない面白いバンドがいるって聞いてて気になってて、やっと2015年初夏に観に行けて、1音で好きになったバンド。
SABANNAMAN /
所属:IKKI NOT DEAD
左から、
與那城直記(Dr/今年で24歳/from沖縄)
糸数航平(Ba/今年で24歳/from沖縄)
吉田涼(Vo/ 今年で25歳/from秩父)
上田雄(Gt/ 今年度で25歳/from鳥取)
2015年フジロックルーキーアゴーゴーの当日の観客投票・後日誰でも可能なネット投票でルーキー部門の1位を獲得して、今年の2016年のフジにメインステージでの出演が決定。2016年は前夜祭のみの出演だった京都大作戦に2日目牛若ステージへの出演が決定。その他にも色々なライブへの出演があったり、最近は毎月10本前後の本数のライブをこなしてるイメージ。
※フジロックルーキーアゴーゴー:若手の登竜門的な存在の枠。毎晩メインステージとは別の無料スペースでアクトが行われて、当日の観客投票と後日のネット投票で1位になったバンドは次の年のフジロックに、メインステージでの出演が約束される。初回は確か、ceroが選ばれたルーキーアゴーゴー。(フジ行ったことないから違うかも)
レッチリ、レイジ、コークヘッドだったり、ここまでどんなルーツを通ってきたバンドなのかすごく全面にでてて、それでいて90年代あたりのミクスチャーを正直に真似するんじゃなくて、自分達色に染めて粋な感じに消化してある曲の感じがもう最高にたまらなくかっこいい4人組。
ただ、曲の端々に色んな神的バンドのエッセンスが濃縮されて入りまくりで、聴く人が聴いたら大爆笑するんだろうなぁって。
1番とっつき易くてわかり易くて笑える部門だと、to fun to enjoy で まんま レッチリの超王道名盤のカルフォルニアケイションの中のアラウンザワールドのフレーズぶち込んであって最高に笑顔になれる◎
懐かしくなってはまる人もいれば、何だこれ!ってなってサバンナマンきっかけでディグりまくってどんどんディープな方のミクスチャーにはまるパターンも絶対あるよなぁって感じ。
でも、個人的には1stアルバムのMAGIC MUTANT に入ってる、サブライムみたいな西海岸系なバンドを思わせるような Days(とりあえず、ひたすらただの名曲)だったり
around the world(別名:中東、この曲名が付いてる曲でダサいの聴いたことない。日本でよくある「東京」って題名的なボジション的な)とかバキバキなサウンドっていうよりはひたすらグルーヴが半端じゃない曲で、
ジャムって作ったらしい脱力系インストの JAM とかも うるとらに良い感じで。なんならスティックじゃなくて手でドラム叩いてるようで、もう和製チャドスミスですか?って感じもさいこうに楽しい。(ライブではやらない)
四つ打ちでキャッチーで聴きやすくて、パリピ感凄まじいFREAK OUTとかもライブめっちゃ楽しいし好きだし。
四つ打ちでライブ楽しいでいうたら、これもとかだし。(最近ライブでやらない)
でも、サバンナマンを手っ取り早く1番わかる曲はたぶん、Gnus On Parade(ヌーズオンパレイド=ヌーの大群)。これ聴いてはまらなかったら、たぶんサバンナマンにははまらないだろうなって1曲。
あと、ギターのリフが神すぎる曲、ハッピーユース。至高
サバンナマンは先月にも3曲入り千円(税別)の1stシングル「ジーザスマイティーチャー」リリースしてて。
1曲目:ジーザスマイティーチャー
ばきばきドミクスチャーソング。
2曲目:Gonna Make You Sweatカバー
c+c エブリバディーダンスナウ
原曲も聴くと面白さ3億倍くらい。
3曲目:Sabanna Funk Generation
治安悪そうな感じで、今までのミクスチャーは曲より断然ハードコア寄りの曲。これがシングルの中で1番ぶっちぎりで好きだし、最後の曲にこれ持ってきてあるところがもう満足ポイント。
好きすぎて長くなってしまったけど、サバンナマンの好きなところを5個だけ。
①非効率的で生産性のないステージング
好き勝手に動きすぎて、ドラム以外の3人が交錯してコードが絡まることがあるあるだったり。ギター持って突進したり前転してたり、ボーカルがアンソニーさながらの独特な動きしてたり。とりあえず、しなくてもいいことを全力でやる本能くさいステージが死ぬほど良い(超ライブバンドだと思います)
②メッセージ性が特にない
歌詞には多分意味はない(歌詞の例:34+5÷2)し、長すぎて熱量が有り余ったMC(曲で盛り上がったのに、MCが極端に長すぎて観客の熱量が冷めちゃう最悪のパターン)もなく、知性と品を感じる瞬間は滅多に訪れることがなくて。ただひたすらにサウンドとして死ぬほどかっこいい音が聞こえ続けて、その分、こっちも真っさらな気持ちで曲を楽しめるライブの空気感。
③素人でもわかる楽器の上手さ
視覚的にも聴覚的にも、素人ですらわかるくらいの演奏力。それでいて、小技入れすぎてウザったい現象にはならずちゃんとまとまってグルーヴがでる不思議。(あくまで素人目線)
④各パート見所の瞬間がある
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、いまどきこんなにソロみたいな見せ場パート作りまくってるの、あんまり見ないけど、こちらとしてはおかげさまで見所だらけでもう!ごちそうさまです状態!眼福
⑤イケイケイマドキ感があまりない
なんといっても、弾いてる時のオラオライケイケな雰囲気と弾いてない時のオーラの違いがさいこうに素敵。バンドマンなのに、なぜか親しみが湧いてしまうんだよな〜。アー写とかも含めて。
とりあえず、めーちゃかっこいいバンドなので!本当に!必聴